柔道整復師と言う資格を持ち、接骨院で働いている身なので、よく耳にする言葉。
「ひざ痛いから、水抜いてきてもろてん」
「ひざ痛い言うて、病院言ったら水抜くよーって
言われて抜いてきてん」
などなど
そもそも、
ひざの水ってなぜ溜まるのでしょう?
なんで水を抜くと痛みが消えるのでしょう?
なぜ、抜くな!!と言う意見があるのでしょう??
このようなことをまとめてみました。
■ひざの水ってなぜ溜まるのか?
ひざと呼ばれる関節には、
太ももの骨「大腿骨」
すねの骨 「脛骨」
ひざのお皿「膝蓋骨」で構成されます。
大腿骨と脛骨の骨と骨の間に半月板と言われる骨と骨がぶつからないようにしているクッションがあります。
この半月板と言うものが優れモノで
- ひざ関節の安定
- ひざ関節の衝撃の吸収
- ひざ関節の潤滑
を行ってくれています。
半月板は消耗品で、新たに作られたり、再生することがないと言われています。知らんけど
半月板が消耗してしまい、
安定性、衝撃の吸収、潤滑機能が低下してくることにより、
立ち上がる、歩く、走る、飛ぶなどの動作の時にひざの骨と骨がだんだんと当たってしまいます。
この消耗した半月板の変わりになろうと、ひざの水がひざ関節に出されます。
■なんで水を抜くと痛みが消えるのでしょう?
上記で説明させて頂いた、半月板の消耗により、半月板の代わりになろうと、水が出てくる。
この時、ひざ関節周辺では、「痛み」「炎症」が少なからず起きています。
身体からすると、痛みが出るのは、潤滑油が足りなく、上にある大腿骨と下にある脛骨が動く際にぶつかる。
だから、自転車のチェーンに油を刺して動きをよくするように、
ひざ関節に潤滑油として、ひざに水を出します。
さらに!!!???
さて、ここで問題です。
【危険】
あなたの前でボウッボウッと燃え盛るたき火が
あります。
今すぐ消さないと危ない!?
あなたはどうしますか??
1番逃げる
2番見ない振りをする
3番水をかける
4番芋を焼く
ひざ関節の炎症(炎の症状)を抑えようとしたら
身体は自分の身体を守ろうと水をかけるんです。
この水がひざに溜まってしまい、
腫れになり、内圧が高まり
ひざが、はちきれんばかりに痛くなります。
ですが、水をひざから抜くと痛みは消えます。
内圧が低くなり張っていた皮膚が緩むからです。
ではなぜ???
■なぜ、抜くな!!と言う意見があるのでしょう??
痛みが消えるなら抜いたほうがいいんじゃない?と思うかもしれませんが、
みなさんがよく言う言葉にヒントがあります。
「2週に1回ペースで抜いてもらうの」
「また来週も来てくださいって」
「もう痛くなって5年くらいだけど、
今も抜いてもらってるの」
ひざの水を抜くと確かに痛みは消えます。
ですが、先ほどの説明を思い出してください。
ひざの水はなぜ出ましたか?
大腿骨と脛骨の間にある半月板が消耗することによりことにより、半月板の機能、安定・衝撃吸収・関節の潤滑の機能が低下することにより身体の防御反応として、水を出す、この時痛みと炎症があることが多く、水の量が過剰に出されることが多々ある。
水を抜いても上の現象は変わっているわけではありません。
水を抜く
↓
大腿骨と脛骨の間にある半月板が消耗することによりことにより、半月板の機能、安定・衝撃吸収・関節の潤滑の機能が低下することにより身体の防御反応として、水を出す、この時痛みと炎症があることが多く、水の量が過剰に出されることが多々ある。
↓
水が出る
↓
水を抜く
↓
大腿骨と脛骨の間にある半月板が消耗することによりことにより、半月板の機能、安定・衝撃吸収・関節の潤滑の機能が低下することにより身体の防御反応として、水を出す、この時痛みと炎症があることが多く、水の量が過剰に出されることが多々ある。
↓
・・・
↓
・・・
の繰り返しが起きてしまいます。
■じゃあどうすればいいの?????
それは、続きはウェブで
という事で。
■じゃあどうすればいいの?????
日常生活の動作の中でどうしても、ひざの関節にに負担がかかってしまいます。
この関節にと言うのが重要です。
関節は骨と骨で構成されており、筋肉によって支えられています。
筋力低下などが起きるとこの支えがなくなってしまい、関節部分に負担が来ます。
そうです。
- 運動不足による筋力低下→→→→まず歩くことから始めましょう。
- 体重の増加によるひざ関節への負荷→→→→栄養ある食事をすると食べ過ぎ予防になります。
- 無理な筋トレ→→→痛みがある場合は特に危険。
■簡単で効果的な運動。
椅子に座り、膝を5カウント程度で伸ばす。×5回をワンセット。
この時勢いよくはせず、ゆっくり行い最大まで伸ばすことが大事です。
他に動くところがあっても固定せず、身体が動くまま任せてひざを伸ばしていきます。
出来ればこれを1日に2回程度行うことで、ゆっくりひざ周辺の筋肉が活動してくれるようになります。
これだけでひざを支えてくれる筋肉が作られます。
Aの一言
「一生歩ける作りの秘訣はここにあり」